2021-01-19
中古住宅の購入を検討している方はいらっしゃいませんか。
そんな方に、注意しておいてほしいことがあります。
それは中古住宅の浄化槽についてです。
購入したときに浄化槽について困らないようにしておいた方が良いですよね。
そこで今回は中古住宅の浄化槽について紹介します。
□浄化槽について
中古住宅をご購入の方で浄化槽についてはよく質問があります。
購入後に浄化槽について困ることがないように、このことについて見ていきましょう。
本題に入る前に、浄化槽がどのくらい利用されているのかを確認します。
国土交通省がまとめた2016年度末現在の「処理施設別汚水処理人口普及状況」によると、下水道が9982万人に対して、浄化槽は1175万人になっています。
このことから浄化槽はあまり普及されていないことが分かりますね。
ではここからは浄化槽の仕組みについて見ていきましょう。
浄化槽は微生物の働きを利用して水をきれいにする装置のことを言います。
浄化槽では、水洗トイレからの汚水、台所排水などの生活雑排水を合併処理浄化槽にまとめた後、浮遊物の分離除去、有機物の浄化などをして、きれいになった上澄み水を消毒するという一連の流れが行われています。
とても大まかに説明したので、より詳しく知りたい方は自分自身でも調べてみてください。
□注意が必要なこと
中古住宅を売買するときによく忘れられているのが浄化槽の点検についてです。
浄化槽は地下に埋設されているため点検を忘れられやすいです。
また設備機器に詳しい方が多くはないので、意識的に忘れられているということもあります。
ここで点検や汲み取りをしていなかった場合には、どのようなことが起こるのかを見ていきましょう。
もし点検が行われていなかったら、汚泥がたまりすぎ、その重みで浄化槽自体が破損することがあります。
破損すると高額の修理費がかかるので、それだけは避けたいですよね。
またブロア装置が故障することもあります。
これを放置しておくと、浄化槽に空気を送り込めず、正常に機能しなくなります。
ブロアは装置を交換するだけで良いので、早めに対応するようにしましょう。
浄化槽が壊れて、さらに費用がかかるのは嫌ですよね。
それを避けるためにも点検はきちんとするようにしましょう。
□まとめ
今回は、中古住宅の浄化槽について紹介しました。
浄化槽は点検を忘れられやすいところです。
自分でも点検しているかどうかをきちんと確認して、さらなる費用を払わないように気をつけましょう。